マタニティ通信

2012年12月7日(金)更新

第76回「適度な運動を」

最近は妊娠中でもスポーツを楽しみたいという方が増えてきました。適度な運動は体重コントロールやリフレッシュのために、体力をつけるためにもよいことです。散歩やウォーキング、妊婦体操は積極的に行いましょう。ただし、妊娠初期はさけたほうがいいでしょう。

そして、無理はしないでください。妊娠中はおなかの赤ちゃんに栄養を送るために、循環する血液の量がふだんの約1.5倍にもなっています。つまり、心臓の動きが活発になり、動悸や息切れが起こりやすくなっているのです。マタニティビクスやマタニティスイミングなどもまず医師に相談し、注意事項を守りながら楽しんでください。
妊娠中はふだんの行動をややセーブして無理をせずにすごしましょう。

執筆者

中川産科婦人科 院長 中川 仁志

中川産科婦人科 院長:中川 仁志
Hitoshi Nakagawa

久留米大学医学部卒業
広島大学医学部産科婦人科学教室入局

職歴
呉医療センター・中国がんセンター
広島大学医学部附属病院
県立広島病院
資格
日本産科婦人科学会 専門医
母体保護法指定医
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター
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