2014年6月13日(金)更新
第155回「妊娠中のアレルギー対策」
妊娠中の食事と子どものアレルギーについて、今でも妊婦さんが、アレルギー対策のために、牛乳や卵を食べないようにしていることがあります。最近の多くの研究報告から、予防のために、妊娠中にその原因となるものを摂取しないことは意味がないことがわかっています。妊娠中と授乳期に特別な食事は必要ありません。
両親もしくは、母親、父親のどちらかにアレルギーがあれば、子どもにアレルギー体質はある程度の確率で遺伝します。ただし、遺伝したからといって、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などのアレルギーの病気が必ず発症するというわけではありません。
食事制限をすることで、栄養のバランスを崩し、おなかの赤ちゃんの発育に影響を及ぼすことがありますので、バランスの取れた食事をすることが大切でしょう。