2014年4月11日(金)更新
第146回「生理的体重減少とは」
生まれてすぐの赤ちゃんは、生後数日は体重が減少します。
生後2,3日は飲む量に比べ、体から出る水分量が多いため、一時的に体重が減少します。これを生理的体重減少といい、正常正期産児では、約1週間で出生体重に戻り、その後増加していきます。
失われる水分として、便・尿・汗や不感蒸泄があります。
(不感蒸泄とは、呼気や皮膚から、目に見えない蒸発によって失われる水分をいいます)
新生児は不感蒸泄が多く、成人より体重に占める水分量が多い為、水分バランスは変化しやすい状態にあります。個人差が大きく、脱水や低血糖にも陥りやすい為、医師や助産師等に相談しながら授乳しましょう。