マタニティ通信

2013年11月15日(金)更新

第125回「妊娠中の腰痛について」

妊娠中の腰痛の主な原因は、ホルモンと姿勢によるものです。
妊娠すると多くのホルモンが分泌されますが、その中の一つに、出産時赤ちゃんが通りやすいよう骨盤の靭帯を緩める働きがあるものがあります。そのため骨盤が不安定になり、痛みが起こりやすくなります。

また、お腹が大きくなるにつれ、バランスを保つため姿勢が変わり、腰椎や腰を支える筋肉の負担になり、痛みを引き起こす事もあります。ベルトやさらしなどを使用し、骨盤を支えると痛みが緩和します。

妊娠中も出来るだけ運動不足にならないよう身体を動かし、心も身体もリラックス出来るよう心がけましょう。

執筆者

中川産科婦人科 院長 中川 仁志

中川産科婦人科 院長:中川 仁志
Hitoshi Nakagawa

久留米大学医学部卒業
広島大学医学部産科婦人科学教室入局

職歴
呉医療センター・中国がんセンター
広島大学医学部附属病院
県立広島病院
資格
日本産科婦人科学会 専門医
母体保護法指定医
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター
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