2013年11月1日(金)更新
第123回「妊婦と歯科健診」
妊娠するとホルモン分泌の変化や唾液の性質の変化などの影響を受け、お口の中の環境が大きく変化します。歯茎が腫れ、歯周病菌が繁殖しやすくなるため、歯磨きなどちょっとした刺激で出血したり、軽い炎症が急速に悪化しやすくなります。
また、妊娠初期に酸っぱいもの、中期以降に甘いものが食べたくなったり、一度にたくさん食べれず、少しずつ何回にも分けて食べるなど、食べ物の好みや食習慣も変化します。更には、つわりや倦怠感で歯磨きが充分できないなど、お口の中が汚れやすい傾向があり、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。
安定期には歯科健診を受け、お口の状態のチェックと可能な治療を済ませておきましょう。受診の際は、母子手帳の歯科健診受診票を提示して健診を受けましょう。