2012年11月16日(金)更新
第73回「おしるし(産徴)」
お産の開始頃にみられる血性で粘液性のおりものをいいます。
赤ちゃんを包んでいる卵膜は、初めは子宮壁に付着していますが、子宮頸管が少しずつ開大すると卵膜は子宮壁から剥がれ出し、出血が起こります。この出血が頚管の粘液とともに排出されたものが産徴です。
産徴は、必ずしもお産の開始時期とは一致せず、産徴から陣痛がおきるまで数日から1週間以上かかる場合もあります。
産徴はお産が始まる目安とされていますが、お産になるまでの時間は人それぞれですので慌てる必要はありません。
産徴がみられても鮮血のサラサラとした出血・規則的な陣痛・破水がなく胎動もあればゆったりとした気持ちでご自宅で様子をみましょう。