マタニティ通信

2011年11月18日(金)更新

第21回 「腰痛について

妊娠中のつらい症状の1つに腰痛があります。

主な原因はホルモンと姿勢によるものです。

妊娠すると、様々なホルモンが分泌されますが、その1つに靭帯を緩めるものがあります。このホルモンはお産のときに赤ちゃんが通りやすいよう骨盤を緩める作用があるため、骨盤が不安定になり痛みがおこります。また、妊娠して大きくなったお腹に引っ張られて姿勢が変わり、それに対抗しようとして腰や背中の筋肉が緊張状態になり、腰痛を起こすこともあります。
対処法として、ベルトやさらしなどで骨盤を支えること、まっすぐな姿勢を意識して日常生活を送ることです。少しの意識で腰痛が緩和されるので、行ってみてください。

執筆者

中川産科婦人科 院長 中川 仁志

中川産科婦人科 院長:中川 仁志
Hitoshi Nakagawa

久留米大学医学部卒業
広島大学医学部産科婦人科学教室入局

職歴
呉医療センター・中国がんセンター
広島大学医学部附属病院
県立広島病院
資格
日本産科婦人科学会 専門医
母体保護法指定医
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター
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