2011年10月28日(金)更新
第18回 「妊婦とインフルエンザワクチン」
現在使用されているインフルエンザワクチンは不活化ワクチンであり、妊婦、胎児に対して問題はないとされており、米国ではインフルエンザ流行期間に妊娠予定の方へのインフルエンザワクチン接種を推奨しています。
日本においても、妊婦にワクチン接種後に特別な副反応はなく、妊娠初期に摂取しても流産・奇形児の出る確率は高くないため、妊娠全期間において妊婦におけるワクチン接種可能としています。
ワクチン接種後、効果発現には約3週間を有するため、摂種時期は流行シーズンが始まる10~11月とされています。
妊婦はインフルエンザに罹患すると重症化しやすいため、ワクチン接種だけでなく、手洗い、うがいなどをおこない、予防することが大切です。