2011年9月9日(金)更新
第11回 妊娠初期の出血について
妊娠した!と思ったら、少量の出血を認めたら大変心配になると思います。出血の原因としては、流産・子宮外妊娠・子宮頸管ポリープ、子宮頚癌などの婦人科的疾患合併などがあります。
流産には、
- 切迫流産(赤ちゃんは元気ですが、出血を認める)
- 稽留流産(赤ちゃんは確認できない又は育っていないが、出血もありません)
分娩予定日が決定する妊娠8週頃までに流産をされる方は約10~15%といわれており、その多くは胎児側の染色体異常が原因といわれていますので、日常生活で何かしたから流産になるという訳ではありません。基本的に薬などの治療薬はありませんので、横になるなどして安静を心がけましょう。
下腹部痛やお腹の張りを伴うといった症状もあれば、病院に連絡して指示を仰いでみて下さい。