2013年3月15日(金)更新
第90回「妊娠と喫煙の問題」
最近、環境省の調査で全国の妊婦さんを調べたところ5%が現在も喫煙しており、さらに妊婦さんの夫は全体で45%、24才以下の妊婦さんがいる夫は63%の方が喫煙しているという結果が報告されました。妊婦さんの夫を対象とした喫煙率の調査は今回が全国初であり、またその喫煙率の高さには驚きを隠せません。
以前にも喫煙によるお腹の赤ちゃんへの影響について述べましたが、流早産・低体重児出生の増加が報告されています。また胎児期のニコチン曝露が中枢神経機能を低下させるとも言われています。
妊婦さん自身が喫煙をしなくても旦那さんが吸えば受動喫煙によりお腹の赤ちゃんに影響を及ぼします。
健康な赤ちゃんの誕生のために家族みんなで禁煙をするようにしましょう。最近では禁煙外来を行っているクリニックも沢山ありますので相談に行ってみてください。