2012年12月14日(金)更新
第77回「感染性胃腸炎(ノロウィルス)」
感染経路としては、ウイルスをもったカキなどの2枚貝を不十分な加熱処理で食べることや、ヒトからヒトへと感染する場合があります。
胃の不快感があり、嘔吐が発症し、その後腹痛や下痢を伴うといった症状がでます。
発熱のない症例もあり、嘔吐のみ、下痢のみということもあります。
潜伏期間は24~48時間、激しい症状がみられるのは1日程度で、2日位で軽快します。
現在のところ妊婦さんが感染しても胎児への影響はないと、されています。
有効な治療薬はなく、脱水症状を防ぐための水分補給などの対症療法が中心です。
最も有効な予防法は、とにかく手洗いです。嘔吐物、おむつ交換はできるだけ使い捨て手袋を着用し、処理後は必ず手洗いをするよう心がけましょう。