2012年9月14日(金)更新
第64回「妊婦健診について」
予防接種は弱いワクチンを接種して免疫をつくるためのものです。生きた病原体の毒性を弱めた生ワクチンと、死んで毒性を失った不活化ワクチンがあります。
不活化ワクチン(インフルエンザ、B型肝炎、ジフテリア、破傷風、百日咳、日本脳炎など)は、赤ちゃんに影響がありません。
特にインフルエンザは妊娠中は重症化しやすいので、流行前のワクチンが有効です。しかし、生ワクチン(風疹、麻疹、ポリオ、水疱瘡など)は接種できません。
妊娠中は原則的にインフルエンザ以外の予防接種は控えて下さい。
もし、不活化ワクチンで接種が必要な場合は、医師に相談しましょう。