マタニティ通信

2012年8月10日(金)更新

第59回 「骨盤ケアの必要性」

妊娠すると、出産時に産道が開いて赤ちゃんが通りやすいように、骨盤の関節などをつなぐ靭帯をゆるめるホルモンが分泌します。
そのため不安定になった骨盤のゆるみやゆがみが腰痛や恥骨痛を引き起こします。

出産の頃にもっともゆるんで痛みもひどくなります。
ゆるんだ骨盤を固定したり、ゆがんでしまった骨盤を正常なかたちにととのえるのが骨盤ケア。腰痛や恥骨痛の緩和に努めましょう。

【準備するもの】
さらし:長さ2.5~3m程度に切り、幅は4つ折りにして使用します。
骨盤ベルト:幅7cm以下のもので、マジックテープがしっかりとした、ゆるみにくいものがいいでしょう。

執筆者

中川産科婦人科 院長 中川 仁志

中川産科婦人科 院長:中川 仁志
Hitoshi Nakagawa

久留米大学医学部卒業
広島大学医学部産科婦人科学教室入局

職歴
呉医療センター・中国がんセンター
広島大学医学部附属病院
県立広島病院
資格
日本産科婦人科学会 専門医
母体保護法指定医
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター
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